今夜の声かけを、一つだけ変える

0〜6歳の声かけ専門。マネするだけの言い換え例を毎日

今すぐ声かけタイプ診断をする▶︎

子どもの褒め方がわからないママへ。自己肯定感が育つ5つのほめ言葉

Thumbnail koegake 57 ほめ方・叱り方

「いい子ね」「すごいね」しか言えていない気がする。
そう感じているママ、実はすごく多いんです。

褒めることが大切って頭ではわかってる。でも、どんな言葉が「正しい褒め方」なのかわからない、という声は本当によく聞きます。

それどころか、一生懸命褒めたら子どもに「本当にそう思ってる?」なんて言われて、しゅんとしたことがある方も少なくないんです(これ、保育士として200名以上の子どもを見てきたわたしも、自分の子どもで経験しました)。

わたし、山本なつきは元保育士(8年・200名以上担当)で、いまは2児のママです。「専門家なのに我が子に上手く声かけできない」という経験から、タイプ別・シーン別の褒め方を研究し続けてきました。

この記事では、自己肯定感がぐんぐん育つ「5つのほめ言葉」を、今夜から使えるよう具体的にお伝えしていきます。

子どもの褒め方、「すごいね」だけでは足りない理由

「すごいね」は慣れると響かなくなる

「すごいね!」「えらいね!」「上手だね!」

この3つ、気がつくと毎日繰り返しちゃってるママはかなり多いんです。
最初は効果があるように見えるんですが、繰り返すほど子どもの反応が薄くなっていくという現象が起きやすいんです。

それこそ、保育園でもよく見る光景でした。

「すごいね」を言い続けていると、子どもの中で「どうせまたそれか」という感覚が生まれてしまう。言葉が”インフレ”しちゃうんですね。

さらに問題なのが、「すごいね」は結果だけを評価する言葉だということです。
たとえ失敗しても頑張った過程を見てほしい子どもには、その言葉はあまり刺さらないんです。

ポイント

「すごいね」「えらいね」は悪くないけれど、それだけでは自己肯定感の土台にはなりにくい。具体性と過程への注目が鍵です。

褒め言葉が「自己肯定感」に与える影響とは

自己肯定感とは、「自分はこのままでいい」と思える感覚のこと。
高い・低いは「何を言われてきたか」が大きく影響します。

子どもは毎日、ご家庭でのやりとりから「自分ってどんな子?」という像を作り上げています。
そこに入ってくるのが、ほめ言葉や声かけなんですね。

つまり、どんなほめ言葉を使うかで、子どもの自己像がどんどん形成されていくんです。
だからこそ、「言葉の選び方」はすごく重要なんです。

「10人中7人のお子さん」くらいの割合で、褒め方を変えてから子どもの言動が変わったという声を聞いています(正確にはもっと多いかもしれません)。

褒め方の基礎をもっと知りたい方は、こちらも参考にしてみてください。
毎日怒鳴ってしまうママへ。子どもへの声かけを変える5つのコツ

自己肯定感が育つ5つのほめ言葉【具体的な例文つき】

①「よく気づいたね」——観察力を育てるほめ言葉

子どもが何か小さなことに気づいたとき、「よく気づいたね!」という言葉はとても効果的です。

たとえば、弟が泣いているのを見て「どうしたの?」と聞きに行った。
外出先で落ちているゴミを拾った。こういう場面ですね。

この言葉のポイントは、「気づいた=すごい」という評価を子ども自身が感じられること。
「あなたの観察力はすごい」と言われると、子どもは「自分にはそういう力がある」という自覚を持てるんです。

例文:
「あ、植木の水がなくなってること気づいたの? よく気づいたね。」
「妹が転んだのをすぐに見てあげたんだね。よく気づいてくれたね。」

あき

あき(28歳)

確かに、「よく気づいたね」って言われたら自分でも嬉しいかも。

山本なつき

山本なつき

そうなんです! 大人でも嬉しい言葉って、子どもにも刺さるんですよね。

②「頑張ってる姿が見えてたよ」——過程を認めるほめ言葉

「頑張ったね」だと少し漠然としちゃうんですが、「頑張ってる姿が見えてたよ」にするだけで、グッと深みが出ます。

なぜかというと、「見ていた」という事実が伝わるから。
子どもは「ちゃんと見てもらえている」と感じたとき、安心感と自信を同時に得られるんです。

特に、結果が出なかったときに使うと効果絶大です。
練習会で転んでしまったとき、テストで思うように点数が取れなかったとき。

例文:
「ずっと練習してたの、見えてたよ。頑張ってる姿がかっこよかった。」
「うまくいかなかったね。でも最後まで諦めなかったの、ちゃんと見てたよ。」

効果が出やすい褒め方のコツ——3つの意識するポイント

具体的に言うほど、届く

「上手だね」より「この部分の色の塗り方がきれいだね」の方が、圧倒的に子どもの心に刺さります。

なぜかというと、どこを見て言ってくれているかが伝わるから。漠然とした評価より、具体的な観察の方が信頼度が高いんです。

保育士時代に学んだのは、「あなたの〇〇が△△だった」という形式で伝えることでした。
「行動 + 見た事実 + どう感じたか」というシンプルな構造です。

例文:
「自分でお皿を片づけてくれたんだね。ありがとう、助かったよ。」
「お友達に優しく声をかけてたの見てたよ。あなたらしいな、って思った。」

豆知識

心理学では「プロセスフィードバック」と呼ばれる手法。結果ではなく行動・過程に着目した声かけが、子どもの内発的動機づけを高めるとされています。難しく考えなくていいですが、知っておくと自信を持って使えますよ。

「I(アイ)メッセージ」で伝えると温かくなる

「あなたはすごい」(YOUメッセージ)を「ママは嬉しかった」(Iメッセージ)に変えるだけで、押しつけがましくなく、自然と伝わる褒め方になります。

YOUメッセージは、受け取る側が「本当に?」と疑いやすい。
でも「ママが嬉しい」は事実なので、子どもも素直に受け取りやすいんです。

例文:
「ありがとうって言えたんだね。ママ、すごく嬉しかったよ。」
「お兄ちゃんに貸してあげたの? 見てて、ほっこりしちゃった。」

「タイミング」は鮮度が命

褒めるなら、その場で。

夕食の時間に「昼間のあれ、よかったよ」というよりも、その瞬間に「今のよかったよ」の方が、子どもに何倍も届きます

時間が経つほど「何の話?」と混乱させることも。特に幼い子ほど、今この瞬間の評価が大切です。

子どものタイプ別——響く褒め言葉が違う?

ほめ言葉の「効き方」は子どもで違う

3人ママのゆかりさんが感じていたように、同じ言葉でも子どもによって反応はバラバラです。

大きく分けると、こんな傾向があります。

✕ 刺さりにくい例

「すごいね、えらいね」を繰り返すだけ。全員に同じ言葉で対応する。結果が出たときだけ褒める。

◎ タイプ別に変えてみた例

内向きタイプ→「自分でできたね、どんな気持ちだった?」と問いかける。行動型タイプ→「早かった!どうやったの?」と驚きで反応。慎重タイプ→「じっくりやったんだね、丁寧だった」と過程を丁寧に言語化。

反応が薄い子への「引き出す褒め方」

褒めても「別に…」と素っ気ない反応が返ってくる子、いますよね。

そういう子に多いのが、「評価されること」に慣れすぎているか、逆に過去に評価で傷ついた経験があるケースです。

そんな子には、評価じゃなく「一緒に喜ぶ」アプローチが効きます。

「すごいじゃん!」ではなく、「一緒にやってよかったな」「見れてよかった」という関係性の声かけです。
ゆっくりと信頼関係が積み上がると、だんだん反応が変わってきますよ。

叱り方と褒め方はセットで考えると効果が倍増します。こちらも合わせて読んでみてください。
子どもへの正しい叱り方5つのステップ。怒鳴ってしまうママへ届けたい方法

自己肯定感が低いかも……と感じたら、今日から変えられる声かけ

「もう遅い」はない——何歳からでも変わる

「もう7歳だし、今さら変えても意味ないかな」

そう思っているママへ。脳と心は何歳からでも変わります。特に10歳以下の子どもは、家庭での声かけの影響を本当によく受けます。

大事なのは「今日から変える」という一歩です。

わたしも保育士として200名を超える子を見てきて、途中から声かけを変えたことで自己肯定感が上がった子を何人も見てきました。遅すぎることは、絶対にないんです。

今日から使える3つのほめ言葉(まとめ)

難しく考えなくて大丈夫。今夜のご飯の時間に、一つだけ試してみてください。

それだけで、子どもの目が少し変わるはずですよ。

今日から使えるほめ言葉3選
  1. 「よく気づいたね」——観察力・気づき力を認める
  2. 「頑張ってる姿が見えてたよ」——過程を見ている安心感を与える
  3. 「ママ、嬉しかったよ」(Iメッセージ)——押しつけがましくなく、自然に伝わる

まとめ:子どもの褒め方を変えると、声かけ全体が変わる

5つのほめ言葉のおさらい

今回ご紹介した自己肯定感が育つほめ言葉をまとめます。

自己肯定感が育つ5つのほめ言葉
  1. 「よく気づいたね」——観察力・感受性を認める
  2. 「頑張ってる姿が見えてたよ」——過程を認める・見ていることを伝える
  3. 「ママ、嬉しかったよ」(Iメッセージ)——評価ではなく感情で伝える
  4. 「どうやったの?」——行動への好奇心で褒める(驚き型)
  5. 「あなたらしいね」——個性・キャラクターを認める

声かけが変わると、子どもも変わる

「正しい褒め方」を意識するようになると、不思議と叱り方も変わってきます。

子どもを良い部分から見る習慣がつくと、「怒鳴らなきゃいけない場面」が自然と減っていく、という声もよく聞きます。

声かけ一つで、毎日の空気が変わる。子どもの表情が少し明るくなる。
そんな小さな積み重ねが、自己肯定感という土台になっていくんです。

“もっと楽しく、もっと笑顔で”——そんな毎日のために、この記事が少しでもお役に立てたら嬉しいです。

🐤 無料・1分でわかる

🐤

うちの子は、なぜ言うことを聞いてくれないの?

子どもへの「届く声かけ」は、生まれ持った気質タイプで一人ひとり違うのかもしれません。かんたんな質問に答えるだけで、あなたの子の傾向と“今日からできる声かけ”のヒントが見られます。

うちの子タイプ診断をやってみる ▶

登録不要・その場で結果が出ます

コメント