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イヤイヤ期の声かけに疲れたママへ。今夜から使える5つの対処法

イヤイヤ期の声かけに疲れたママへ今夜から使える5つの対処法 年齢別の声かけ

「何を言ってもイヤ!」が口ぐせみたいになっていませんか。着替えもご飯もお風呂も、ぜんぶ拒否。気づけば毎晩バトルで、夜になると「今日も怒鳴っちゃった」と自己嫌悪で眠れない。そんな夜を過ごしているママは、実はあなただけじゃないんです。

イヤイヤ期の声かけに疲れたと感じているのは、決して「育て方が下手だから」ではありません。むしろ、子どもの「イヤ」に毎回まっすぐ向き合おうとする、まじめなママほど消耗しちゃったりするんです。

私自身、元保育士として200人以上の子を担当してきました。それでも、自分の息子のイヤイヤ期には何度も怒鳴ってしまったんです。「プロなのに」って、何度も落ち込みました。でも、保育の現場で見てきた「イヤを減らす声かけ」を家でも使うようになってから、バトルの回数がぐっと減ったんです。

この記事では、今夜から使えるイヤイヤ期の声かけのコツを、専門用語ゼロでお伝えしますね。

イヤイヤ期に怒鳴ってしまうのは、あなたのせいじゃない

イヤイヤ期に怒鳴ってしまうのは、あなたのせいじゃない

まず、いちばん最初にお伝えしたいことがあります。それは、イヤイヤ期にイライラするのも、つい怒鳴ってしまうのも、あなたの愛情が足りないからではない、ということです。

「イヤ」は成長のサインだったりする

2〜3歳の「イヤ!」は、実は脳が育っている証拠なんです。それこそ、「自分はこうしたい」という気持ちが芽生え始めた、れっきとした発達のステップ。

でも、子ども本人もまだ「自分が何をしたいのか」をうまく言葉にできません。だから、頭の中はこんな感じになっています。

・本当はやりたいのに、やり方が分からない
・やりたい気持ちと、やりたくない気持ちが同時にある
・うまく言えないから、とりあえず「イヤ」で表現する

つまり「イヤ」は反抗ではなく、うまく言えない気持ちのSOSだったりするんですね。これが分かるだけで、受け止め方が少し変わってきませんか。

ちなみに、イヤイヤ期のピークは2歳前後、落ち着いてくるのは3歳半〜4歳ごろが目安です。もちろん個人差が大きいので、「うちの子はまだ続いてる」と焦らなくて大丈夫。気になることがあれば、地域の子育て相談や専門機関に気軽に聞いてみるのも一つの手です。

怒鳴ってしまう自分を責めなくていい

「優しく接しなきゃ」と思っているのに、気づいたら大きな声を出してしまう。そして夜に後悔する。この繰り返しに、心がすり減っているママは本当に多いんです。10人いたら7人くらいは、同じことで悩んでいたりします。

でも考えてみてください。1日に何十回も「イヤ」と言われ続けて、平常心でいられる人なんていません。怒鳴ってしまうのは、あなたがそれだけ毎日がんばっている証拠なんです。

毎晩のように怒鳴って自己嫌悪に陥ってしまう…という方は、声かけそのものを見直すと驚くほど楽になります。毎日怒鳴ってしまうママへ届けたい声かけのコツも、あわせて読んでみてくださいね。

ポイント

イヤイヤ期の「イヤ」は反抗ではなく、うまく言えない気持ちのサイン。怒鳴ってしまうのは愛情不足ではなく、あなたが毎日向き合っている証拠です。

イヤイヤ期の声かけでやりがちな4つのNGパターン

イヤイヤ期の声かけでやりがちな4つのNGパターン

よかれと思ってかけた言葉が、かえって火に油を注いでしまう。イヤイヤ期には、そんな「逆効果な声かけ」がいくつかあります。まずは、ついやってしまいがちなNGパターンから見ていきましょう。

命令と否定で固めてしまう

いちばん多いのが、「早くしなさい」「ダメでしょ」と、命令や否定でたたみかけてしまうパターンです。

✕ NGな例

「早く着替えなさい!」「いつまでイヤイヤ言ってるの!」と、命令と否定だけで返してしまう。

これ、なぜ逆効果かというと、子どもは「自分を分かってもらえない」と感じて、さらに「イヤ」を強めちゃうんです。否定された気持ちは、もっと大きな反発になって返ってきます。

◎ 正しい例

「着替えたくないんだね。じゃあ、青いお洋服と黄色いお洋服、どっちにする?」と、気持ちを認めてから選ばせる。

気持ちを一度受け止めてあげるだけで、子どもの表情がふっとゆるむことがあります。順番が大事なんですね。

ごほうびと脅しに頼ってしまう

もう一つ多いのが、「これしたらお菓子あげる」「やらないと置いていくよ」という、ごほうびと脅しのパターンです。その場ではうまくいくこともあるので、つい繰り返しちゃったりするんですよね。

でも、これを続けると子どもは「ごほうびがないと動かない」「怖いから従う」という形を覚えてしまいます。長い目で見ると、自分で考えて動く力が育ちにくくなるんです。

とはいえ、忙しい毎晩のなかで完璧な声かけなんて無理ですよね。「今日はもう脅しちゃった」という日があっても大丈夫。大切なのは、できる日に少しずつ切り替えていくことです。子どもがなかなか動いてくれないときは、子どもが動かないときの魔法の言葉も役立ちますよ。

豆知識

イヤイヤ期は「親の言うことを聞かない時期」ではなく「自分の意思が芽生える時期」。だからこそ、命令より”選ばせる”声かけが効きやすいんです。

今夜から使えるイヤイヤ期の声かけ対処法5つ

今夜から使えるイヤイヤ期の声かけ対処法5つ

ここからは、私が保育の現場でも家でも実際に使ってきた、イヤイヤ期の声かけの具体的な対処法を5つお伝えします。どれも、特別な準備はいりません。今夜のお風呂や着替えから、さっそく試せるものばかりです。

まず「気持ちの実況中継」をする

子どもが「イヤ!」となったとき、いきなり説得しようとすると、たいてい火に油です。まずやってほしいのは、子どもの気持ちを言葉にして返す「実況中継」。

「お風呂イヤなんだね」「まだ遊びたかったんだね」と、子どもの気持ちをそのまま声に出すだけ。たったこれだけで、子どもは「分かってもらえた」と感じて落ち着きやすくなります。

これは、子どもが自分の気持ちに名前をつける練習にもなるんです。「これは”イヤな気持ち”なんだ」と分かると、だんだん言葉で伝えられるようになっていきます。

選択肢を2つに絞って渡す

イヤイヤ期の子に「どうする?」と丸投げすると、たいてい固まるか「イヤ」が返ってきます。そこで効くのが、2択で渡すこと。

・「歩いて行く? ママと手をつないで行く?」
・「赤いコップと青いコップ、どっちで飲む?」
・「自分でズボンはく? ママと一緒にはく?」

どちらを選んでも、結局やってほしいことに着地するのがポイントです。子どもは「自分で決めた」という満足感が得られるので、すんなり動いてくれることが増えます。

「できた」を見逃さず言葉にする

イヤイヤ期は、つい「できなかったこと」ばかりに目が向きがちです。でも、子どもは「見てもらえている」と感じると、ぐっと安定します。

「自分で靴はけたね」「待っててくれてありがとう」と、小さな”できた”を見つけて言葉にしてあげてください。大げさじゃなくていいんです。さらっと一言で十分。

このほめ方のコツは、自己肯定感が育つほめ言葉の記事でもくわしく紹介しています。

切り替えは「カウントダウン」で予告する

遊びをやめる、出かける、お風呂に入る。こうした「切り替え」の場面は、イヤイヤがいちばん爆発しやすいところです。

そこでおすすめなのが、事前の予告。「あと10数えたらおしまいね」「時計の長い針がここに来たら、ごはんだよ」と、終わりを見えるかたちで伝えてあげます。

急に中断されると、大人だって嫌ですよね。心の準備の時間をつくってあげるだけで、ぐずりがぐっと減ったりします。

どうしてもダメな日は「見守る」に切り替える

正直に言うと、何をしても通用しない日もあります。床に寝転がって大泣き、抱っこも拒否、もうお手上げ。そんなときは、無理に止めようとしなくて大丈夫。

安全だけ確保したら、「泣きたいだけ泣いていいよ」と近くで見守ってあげてください。気持ちを出し切ると、子どもは自分で落ち着いていきます。あなたが「なんとかしなきゃ」と気負わないことも、立派な対処法なんです。

今夜から試せる声かけ5つ
  1. 気持ちの実況中継で「分かってるよ」を伝える
  2. 選択肢を2つに絞って「自分で決めた」をつくる
  3. 小さな「できた」を見逃さず言葉にする
  4. 切り替えはカウントダウンで予告する
  5. ダメな日は安全だけ確保して見守る

子どもの個性に合わせて声かけを変えるコツ

子どもの個性に合わせて声かけを変えるコツ

「同じ声かけでも、上の子には効いたのに下の子には全然効かない」。きょうだいを育てていると、こんな場面によく出会いますよね。実は、イヤイヤの出方にも子どもの個性があるんです。

タイプ別に「効く言葉」は変わる

ざっくりですが、イヤイヤの出方には傾向があります。

こだわり強めタイプ:順番や手順が崩れると爆発。→「次はこうするよ」と見通しを先に伝えると安心する
甘えん坊タイプ:かまってほしくてイヤと言う。→「ぎゅーしてからやろうか」とスキンシップを挟むと切り替わる
自分でやりたいタイプ:手伝われるのが嫌。→「どこまで自分でやる?」と任せる範囲を相談する

我が子がどのタイプかな、と観察するだけでも、声かけの引き出しが増えていきます。「効かないのは私のせい」ではなく「この子にはこの言い方なんだ」と分かると、気持ちも軽くなりますよね。

言葉が伝わらないときは「短く・具体的に」

イヤイヤ期は、長い説明がいちばん届きません。「だってさっきもね、ママが言ったでしょう」と長く話すほど、子どもの耳は閉じていきます。

伝えたいことは、できるだけ短く、具体的に。「くつ、はこう」「おもちゃ、箱にポン」くらいシンプルでいいんです。指示が通りやすくなって、お互いのイライラも減ります。

声かけがどうも届いていないな…と感じるときは、言葉がけが伝わらないと感じたら試したいコツもチェックしてみてくださいね。

イヤイヤ期に疲れたママへ。自分を大切にする声かけも忘れずに

イヤイヤ期に疲れたママへ。自分を大切にする声かけも忘れずに

ここまで、子どもへのイヤイヤ期の声かけをお伝えしてきました。でも、いちばん大事なことを最後に。それは、がんばっているあなた自身を、どうか大切にしてほしいということです。

ママの「ちょっと休憩」は罪じゃない

毎日イヤイヤに向き合っていると、自分の心の余裕がどんどん減っていきます。余裕がないときに優しい声かけなんて、できなくて当たり前。まずはママのコップを満たすことが先なんです。

5分だけ別室でお茶を飲む、夜にこっそり好きなものを食べる、誰かに少しだけ預ける。そんな小さなリフレッシュでいいんです。子育てに追われて自分のケアが後回しになっているなら、子連れでも通える美容院でリフレッシュするのも、立派な自分への声かけですよ。

イヤイヤ期は、必ず終わります

今は出口が見えなくて、永遠に続くように感じるかもしれません。でも、あれだけ「イヤ!」を連発していた子が、ある日ふっと落ち着く瞬間が必ず来ます。私の息子もそうでした。

「あんなに大変だったのに」と、いつか笑って振り返れる日が来ます。だから今は、完璧を目指さなくていいんです。怒鳴っちゃった日があっても、また明日やり直せばいい。

“もっと楽に、もっと笑顔で”。イヤイヤ期に疲れたあなたのそばに、この声かけたちが少しでも寄り添えますように。

まとめ|イヤイヤ期の声かけは「受け止めてから」がすべて

イヤイヤ期の声かけで大切なのは、まず子どもの気持ちを受け止めること。そのうえで、選ばせたり、予告したり、見守ったり。今日からできる小さな一歩を、ぜひ一つだけ試してみてくださいね。

この記事のまとめ
  1. 「イヤ」は反抗ではなく、うまく言えない気持ちのサイン
  2. 命令・否定・脅しは逆効果。まず気持ちを実況中継する
  3. 2択で選ばせると「自分で決めた」満足感が動く力になる
  4. 切り替えはカウントダウンで予告すると爆発しにくい
  5. 子どもの個性でタイプ別に言い方を変えると届きやすい
  6. 疲れたママは、自分を大切にする声かけも忘れずに

今日も一日、本当におつかれさまでした。あなたは十分すぎるほど、がんばっています。

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